耳鳴りはサイン

透明な耳栓

「耳鳴り」は、大きく2つのタイプに分類することができます。「耳鳴り」が自分だけに聞こえるものと、他人にも聞こえるものです。他人にも聞こえるものとは、心臓の鼓動や呼吸音などがあります。自覚的な耳鳴りとは、耳の病気などが原因となって聞こえるものです。「耳鳴り」の症状がある場合は、どちらのケースなのかを判断する必要があります。 さらに「耳鳴り」は、突然発症するものと、症状が長期化し慢性化する場合があります。急激に発症する場合は、突発性難聴等の疑いがあります。慢性的な症状には、メニエール病があります。 「耳鳴り」は、多くの人が日常的に感じる症状です。一時的なものもあれば、何らかの病気のサインであるケースも多分にあります。異常を感じた場合は、耳鼻咽喉科を受診することが望ましいのです。

「耳鳴り」を治療する場合、通常は薬物療法が用いられます。使用される薬としては、抗不安薬や抗うつ薬が主なものになります。このような薬が処方されるのは、「耳鳴り」へ意識を向かわせないようにするためです。 また、「耳鳴り」には、難聴をともなうことがあります。この「難聴」の治療も、薬物療法が一般的です。しかし、症状によっては手術が可能なケースがあります。例えば、「慢性化膿性中耳炎」や「真珠腫性中耳炎」等の病状には、手術による回復が見込めます。このような手術は、数日の入院が必要になります。手術費用は、3割負担の方で15万円から20万円程度になります。 老人性の「難聴」の場合には、補聴器も有効です。近年では様々な種類の補聴器が販売され、性能も向上しています。価格に幅があり、3万円から数十万するものまであります。いずれの場合も、医師による診断が必要です。